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中国製造業にかげり ストが追い討ち

2011年12月10日

【新唐人2011年12月11日付ニュース】世界の工場と称されてきた中国の製造業に、今異変が起きています。欧州金融危機の影響などで、輸出が減る中、製造業が3年ぶりに縮小しました。人員削減などのコスト削減で生き残りをかける企業に対し、ストが相次いで発生しています。

最近中国では、企業による人員削減、給与カット、福利厚生の後退などに対し、抗議のストが相次いでいます。

この2ヶ月で、少なくとも集団ストが6件発生。中国の労働問題に詳しい張治儒さんは、中国で相次ぐストについて、中国経済の伸び悩みと関係すると述べます。

深セン市人権活動家 張治儒さん:「国際的な金融危機で多くの企業は受注が減り、苦しんでいます。コスト削減で生き残りをかけます。給与アップや待遇改善をしたら、多くの企業は生き残れません」

また、ストのうねりを生んだ原因として、政府が企業を守るために、労働者の権益を犠牲にしてきたことがあるとも述べます。

深セン市人権活動家 張治儒さん:「低賃金で長時間労働、労働の対価として割に合いません。次に社会保障の欠如、多くの従業員には社会保険がなく、子供の教育問題もあります。出稼ぎなら子供を田舎に残すか、連れてくるなら巨額の学費が要ります」

11月の購買担当者指数のデータによると、中国の製造業は約3年ぶりに縮小。新規輸出受注指数も低下しており、今、多くの工場は、人員削減やコスト低下で生き残りをかけています。

新唐人テレビがお伝えしました。

出口下降-中国再现罢工潮.html (中国語)

 

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